村上 輝久
いい音ってなんだろう―あるピアノ調律師、出会いと体験の人生
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ピアノ調律の奥深さに感動 |
音楽の素養がない人間でも実に面白く読めました。
ピアノの調律ってなんでいちいち必要なの?なんで機械じゃできないの?と常日頃不思議に思っていたピアノ素人の私も、その必要性どころかその奥行きの深さにすっかり感動してしまいました。
一流ピアニストになると紙一枚分の鍵盤の高さ低さにこだわるというから驚きです。
著者の村上さんはミケランジェリとかリヒテルといった世界的ピアニスト(と言っても私は初めて聞く名前でしたが)の調律を手掛け、と同時に勤務するヤマハのピアノを世界に知らしめる役割を果たします。
後段に関してはNHKの「プロジェクトX」でも取り上げられていました。
ピアノ初心者にとっては出てくるいくつかのピアノ用語が最後までよく理解できなかったという難点はありましたが、だからこそさらなるピアノへの興味を沸かせてくれた感動の一冊になりました。

